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松岡在丸ストーリー

 

松岡在丸(まつおかさいまる)

元祖・住環境アドバイザー。
株式会社ハウジング・ワールド代表取締役。
1951年、大阪府生まれ。

 

ごあいさつ

自分の会社では家を建てたいと思わない住宅営業マン。

誰が見ても「いい家」とは思えない家を建てて住んでいる一級建築士。

幸せのマイホーム」と謳っていながら本人もあまり幸せそうに見えない建築家。残念ながら、こういう人たちがたくさんいると思いませんか?

私は、「いい家」を建てました。30年近く住宅業界に携わってきて、やっと行き着いた結論とも言える自宅です。

仕事を果たし、実際に家族を養い、子供を育て、そうして積み重ねた人生経験があったからこそ、建てることができた、「21世紀にお手本となる住まい」と自負しています。

人生の集大成として初めての自宅を建築した際に、仕事柄、真剣に悩みました。

家づくりは原点に立ち返って考えなければならない。

マンションでもアパートでも住めるのに、人はなぜ「一戸建て」を買うのか。

なぜ「注文住宅」を依頼するのか。

家族の幸せは建物に依存しているわけではないと分かっていながら、なぜ多くの人は「幸せのマイホーム」と呼んで一戸建て住宅に期待を抱いてきたのか。

自論ではありますが、ニュートラルな研究と実際の経験、そして20,000人を超えるユーザーや他の業者や専門家たちとのディスカッションから得られた知見があります。

現在、執筆活動に加えてハウジング・ワールドという場を通して「いい家」づくりを追求しています。

そんな私が歩んできた軌跡を、ぜひご一読ください…。

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ハウジング・ワールドの歴史

かつて某輸入住宅会社の敏腕営業マンとして「ツーバイフォーの鬼」と呼ばれる売上を記録しつつも、実際に購入した住宅が十数年後にはボロボロになり、購入時の幸せそうな家族の面影が建物に残っていないこと、また、抱かれていた理想と現実に予想以上のギャップがあることを強く疑問に。

また、「欠陥住宅」「病気になる家」「25年で壊れる家」が氾濫する日本の家づくりに納得がいかず、23回にわたって海外の住宅研究旅行を実施し、豊かさの根源にある親子孫3世代が大切住み継ぐ欧米の家づくりを目の当たりにし、衝撃を受けます。

 

営業の鬼と呼ばれた全盛期

大学卒業後は高級輸入住宅の営業マンとして働き、当初は受注が全く取れないことに悩んでいました。しかし、個人的にお見合いを経て結婚が決まり、それから家族のためにとますます真剣に仕事に打ち込み、次第に仕事が取れるようになり才覚を表わしていきました。

とても高額な家でしたが、次々と買い手が付いたのです。

そのノウハウは、建築業界に限られる内容ではなく、日本中の高額商品を販売する営業マンにとって役立つ手法「接点マーケティング」と呼ばれるもので、この考え方から「ダイレクトマーケティング」などの現代主流の営業手法が確立されていきました。

残念ながら、バブル崩壊の影響で会社は倒産してしまいましたが、私の営業手法から学びたいという多くの事業者が多数、現れました。

book_06ある時、私の営業ノウハウを本にしないか、と出版社が訪れて来ました。それが「こんな売り方もあるのか?! 高額商品は接点マーケティングで定価で売れ!」という、松岡の初めての書籍となります。

この頃に提唱していた様々なノウハウをもとに、有名なコンサルタントの一人は今でも私の営業手法を生かしたスキルアップセミナーを開催し、大儲けしているみたいですね。

この本の内容が発売された頃より、世の中の営業手法が変わっていくのを目にしていました。

しかし、それと同時に、「これでいいのか?」という思いもありました。

 

海外で受けた衝撃から

会社の倒産以降、自分のその後の職と人生について悩み続けていましたが、やはり建築の分野を専門としてきた背景や実際にお客様ご家族の喜ぶ顔を見ることの幸せを思い出し、引き続き家づくりに携わっていきたいと考えるようになりました。

とはいえ、冒頭で述べたような思いがいつも頭をよぎっていました。「新築を購入したご家族が、後に幸せになっていないのはなぜか」という素朴な疑問です。

それで海外の住宅事情から学べるものも多いと、何度も何度も欧米諸国に出掛けたわけです。そしてそこで目にしたものは、私の人生観に大きな影響を与えました。

彼らは100年住める家に住み、100年住める家を建て、100年の家族の歴史を辿る。子や孫には家のローンがない。

日本の住文化とは全く異なると言ってよいほどのカルチャーギャップ。これにショックを受け、日本における失敗しない家づくりのために必要な項目を練りました。

帰国後、欧米で得られた知見と技術論をヒントに、住環境に関する講演活動、良質な住宅建設に関するアドバイス、悪質な営業マン対策や欠陥住宅を見分ける方法等をコンテンツに含めつつ、1995年には平均年収世帯が100年の耐久性を持つ住宅を購入できるようにするための運動を開始。

pic_book_shousasshi小冊子『住宅で失敗しないための7つの自己防衛策』を執筆・発刊して、「家づくり勉強会」や「家づくり電話相談」を通して多くの生活者を支援を始めました。

無料の家づくり勉強会を開始したのはちょうどこの頃です。

 

100年住宅のプロデュース開始

pic_book_7keys_midその後、家づくり勉強会における消費者・ユーザーのディスカッションを通して得た内容を新たに追加して書き下ろした、『誰も書かなかった!住宅で失敗しないための7つの自己防衛策 ~ あなたも、いい家と悪い家が正確に見分けられるようになる!』を執筆・発刊。

「住宅関連本のバイブル」として、ユーザー、業者の両方から現在でも問い合わせが多数ありました。そして、営業マンからはブーイングを頂きました。営業マンの営業手法を暴露しちゃっているので当然ですね。

そんな中、「松岡さんのプロデュースで家を建てて欲しい」とのご要望が増え始め、海外の住宅研究旅行を通して得られた「ティンバー・フレーム工法」による100年の耐久性を持つ住宅を日本で建築する道を模索します。

当時はティンバー材(太角材)を海外から取り寄せ、『輸入版ティンバー・ホーム』として国内各所に展開し、100年住宅に興味を持つ大勢の支持者から好評を得てきました。

pic_book_josei_midそれらの経験から、家族がどうして100年住宅に住むべきなのかという心に訴えるポイントを押さえた「男性読者お断り! 女性のための賢いイギリス伝統の家づくり ~ 日本の家づくりの非常識ぶりが、1時間でわかる!」の書籍を発表。

表面的なイギリスのインテリアとかではなく、イギリス住宅の構造躯体と100年にわたる建物の使い方に注目した本で、最近、特に注目を集め直している本です。

 

国産材の供給で実現した我が家

輸入盤ティンバーフレームをプロデュースしながら、頑丈で長持ちする家とはつまり「構造躯体」の違いであるということを提唱してきた立場として、「果たしてこのまま海外の輸入材に頼っていていいのだろうか?」と悩むようになりました。

そんな時に、国内の様々な材木業者とお会いすることができました。彼らの話を聞いていると、日本には今、山に太い木がたくさん余っていること、このままこれらが使われないと山が腐り、日本の河川をはじめ海までが自然の養分を失って環境を破壊してしまうことなどを聞きました。

これにはショックを受けました。テレビや雑誌では「森林を守ろう」と言いながら国産材を使わない選択を迫っていますが、それらが実はマスコミを使った大手住宅メーカーの戦略だと知ったのです。

日本の材木の自給率がどんどん下がり、海外の集成材が日本の「弱い家づくり」を支えているということを知り、「ティンバーフレーム工法に使う無垢材も、国産材を使って建てたら日本はもっとよくなるんじゃないだろうか?」と考え、宮崎県にある日本最大級のプレカット工場と提携し、杉生産量日本一の宮崎県産の杉を使おうと考えました。

それで、

・海外のティンバーフレームのコンセプト
・日本の優秀な技術力
・国産材の魅力

を融合し、これまで勉強会を通じて伝えてきたことを「見える教科書に」という思いで、ついに松岡在丸自身の家を建設したのです。

pic_book_motto_mid同時期に『プラス100万円であなたの家が100年住宅に ~ もっと「いい家」ができる』を発刊。国産材を使えば、プラス100万円も掛ければ構造躯体は30年仕様から100年仕様に変えることが出来るという話を中心に、松岡が提唱する「長生きする家」の仕様を鮮明にしました。

松岡の自宅は、つまりこの本に書いたいことを具現化したものとなっています。「木造なのにコンクリート住宅に見えるほど頑丈な、まるでクリスタルのような家」という分かりやすいイメージを伝えるために「クリスタル・ハウス松岡邸」という名称を採用し、勉強会はますます多くの方が参加されるようになりました。

中央の40センチ角の大黒柱をはじめとする、松岡邸における県産材の使われ方を見た宮崎県の職員や材木業者は一様に感激し、「松岡さんの家づくりのためだったら全面的に協力します」と言ってくださいました。

 

頑丈な家「大心柱耐震工法」の発表

クリスタル・ハウス松岡邸」が関係者をはじめとする多くの方に好評で、大黒柱「グランド・ピラー」を見たお客様たちから「私たちも立派な大黒柱が欲しい」という声をたくさん頂戴することになり、この住宅の仕様を一つの工法として確立する必要を感じました。

それで、「大心柱耐震工法」という名称を商標登録し、全国の特別なお客様に向けて発信を開始。その結果、家づくり勉強会を通じてますます国産材を使うことの大切さと、木造でもどれだけ頑丈な家づくりができるか、そしてその結果としてどれだけ広い、自由度の高い間取りが可能になるかということを広く啓蒙することが出来るようになります。

その内容を集大成として新たに著書を準備していた矢先、3.11東日本大震災が起こりました。

それまで、「家づくり」に抱いてきた思いが間違っていなかったことは明らかになりましたが、結局、大震災で物理的な建物が思い出と共にそっくりそのまま失われた大勢の被災者の姿を見たときに、「家とは何か」ということを再考させられました。

そこで至った結論は、「家とは自分と家族の成長の基地」であり、「どんな逆境に面しても道を切り開いていこうという強い意志を持った人間を育てる基地」であるということでした。

言い換えれば、家族が一致団結できて初めて「家」はその使命と役割を果たすのだ、ということ。大切なのは、「100年続く」という仕様もさることながら、「家族が一致団結することを促進させる家」であり、「100年住める」というのはあくまでもゴールではなく、その要素の一つであるということです。

マンション生活者であってもアパート暮らしであっても、「家族力」を強めることが出来ます。100年住める家であってもなくても、家族が強く結ばれることは可能です。

そこには、個々のモラルやポリシーが関係しており、「家」という器は、あくまでもそうしたモラルやポリシーをアシストするものだ、ということ。

pic_book_saikou_midそれで、3つのプロジェクトに取り組みました。まず、『大震災に勝つ! 100年持つ! 最高の木造住宅を「安く」「無垢材」でつくる方法」を発行することです。

この著書は、これまでのノウハウ本とは異なり、実際に松岡邸に住んだ家族の生の声を中心に、取り組んできた「自己防衛策」「成功したポイント」の事例を集約しました。つまり、机上の空論ではなく事例に基づく論議ということです。また、これは松岡家の歴史でもあります。

 

家の良し悪しを平面図から間取り判断

この時期に開始したもう一つのプロジェクトが「ハウジング・クリニック」です。これは、平面図を見て家の間取りを評価し、それが家族のコミュニケーションを促進して「家族力」を高める仕様になっているのかどうかを診断する評価基準で、この評価方法を用いれば誰もが松岡と同じ目線で家を評価することができるようになります。

pic_sp13-01わかりやすくするために、ホームページを通じて事例を紹介し、また個別にセカンドオピニオンとして他社で作成した間取りを客観評価するなど、かなり他社を敵に回しそうな内容を中心とした活動です。これにもたくさんの消費者や業者から反応がありました。勉強会でも取り上げています。

 

ソーシャルネットワークの活用

そして3つ目は、ホームページにおける情報発信を強化することでした。それまで松岡の活動は、「著書に出会えた人のもの」「知る人ぞ知る家づくり」という位置付けでしたが、間取りの話はどんな家づくりも役立ちます。今まで以上にユーザーとのコミュニケーションを増し加えることは必至でした。

そこで、ソーシャルネットワーキング力を高め、2014年8月に、ホームページを大々的にリニューアルし、建築プロデューサーのサイトとしては珍しい、「メディア型のウェブサイト」を構築することになりました。

これによって、ホームページへのアクセス数は1日に数百人に上るようになり、嬉しいことに他の営業との併用によって家づくり勉強会への参加やお問い合わせが増えてきました。

 

第9ステージを迎えた真の理由

松岡在丸プロデュース住宅はその建築棟数を安定的に増やしており、お客様の中には「この家と松岡さんの活動は素晴らしい。どうしてもっと大々的にPRしないのか」というお言葉を頂くようにもなりました。

しかし、松岡が提唱してきた「大心柱の家」や「クリスタル・ハウス」を建築することには限界があります。一つはコストの問題。

100年使える家としての大心柱耐震工法は、とりわけ松岡の自宅と同等の仕様にすると、とてもコストが掛かります。それは2015年のこの時代において、必ずしも大多数のユーザーにとって現実的な家づくりにはならない…。

そこでさらに原点に立ち返り、「平均年収以下」の方でも建てられる、より限られた予算の中で建てられる最良の家、頑丈で長持ちする家のプランニングを開始しました。

他の建売住宅や他社の注文住宅との大きな違いは、同じ規模の広さと予算の住宅でも、骨組みが丈夫で70年は住めること、そしてこれまでのノウハウを生かした間取りです。

結果として、「家」という住まいに関する心配を人生の中から取り除き、家族を「運営」していくことにユーザーが集中できるよう助けることが、松岡在丸の使命になった、ということです。

こうすることで、松岡が提唱してきた、日本の自然を守るために国産材を用いて、ローン地獄から救う世代を生み出し予想される大地震にも強い家を建て、明るくて広い第空間の中で開放的で安定感のある精神と感情の必要を満たす住まいのあり方について啓蒙できることになります。

それで、これまでの「大心柱耐震工法」「大心柱の家」「クリスタル・ハウス松岡邸」はこのサイト「大心柱耐震工法〜クリスタル・ハウス(http://daishinbashira.com)」に集約し、これまでのハウジング・ワールドのメインサイトであった「Housing World Corp.http://housingworld.co.jp)」を、家づくりについて学べるメディア型サイト「もしもあなたが○○な家に住んだら」という、複数ライター参加型のオウンドメディアとしてスタートさせることになりました。

 

2つのサイトが織りなすハウジング・ワールド

これら2つのサイトは、それぞれ目的が異なります。「もしもあなたが○○な家に住んだら」では、家づくりや暮らし、そして家族力についてを様々な視点から考え、何が本物であるかを見極める力を養うための学習サイトとなります。

これに対し、こちらの「大心柱耐震工法〜クリスタル・ハウス」は、一つの選択肢としての「松岡在丸プロデュース住宅」を紹介しています。

ハウジング・ワールドの目標は、単なる「いい家」の追求ではなく、「本当のいい家」の追求です。

「あの家はいい家だ」ではなく、「あのいい家は住んでいる人もいい家族だ」と言われる家づくり。

ぜひとも「ハウジング・ワールド」から学んでください。ここには、松岡を支える優秀なスタッフや協力者もいます。海外生活を通して異文化や海外住宅を経験したスタッフや、日本の材木・流通に詳しい指折りの業者が揃っています。

気になることがあれば、いつでもメール・お電話ください。松岡在丸とハウジング・ワールドのスタッフが、あなたからの悩み相談をお待ちしています。

 

家づくり勉強会2016年の予定

毎月第2・第4土曜日
14:00〜16:00

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